欧米豪富裕層の誘致が合言葉になっている日本政府の昨今の取り組み等により訪日外国人数はうなぎのぼりとなっていることもありホテル建設ラッシュが相次いでいる。一方で、ホテルの業務内容は、宿泊のみならず、婚礼、宴会及びレストランやスパの運営など多岐にわたる。この中で富裕層客を獲得するための大きな業務は「婚礼」となるだろう。婚礼のアカウントは「Wedding」と「Honeymoon」に大別される。
まず、富裕層に「Wedding」ホテルとして選ばれると、ホテルとしてどんなメリットがあるでしょうか?ご存知の通り、富裕層の方の友人には富裕層の方が多く、富裕層の方のご両親や親戚は富裕層の場合が多い傾向があります。
きちんとしたサービスをすることで、たくさんの富裕層の方々の記憶に残るホテルになり、「また利用したい」と思ったり、友人に勧めてくれることになります。これは、どのような広告よりも効果的です。
また、ホテルウェディングということで、何かの記念日にそのホテルに宿泊するとか、食事を楽しむということができます。そこに一歩、足を踏み入れた瞬間に、ホテルウェディングをしたときの思い出が、よみがえってくるはずです。あの時は、準備大変だったよねとか。あの友人から、あんなスピーチをしてもらって、感動したねとか。それこそ、こまごまとしたたくさんの思い出話が、出てくるはずです。そんな思い出を、二人で改めて話し合うことがより二人の絆を深め、そのホテルのことがもっと好きになっていくのです。そう。それは二人に子供ができた後も語り継がれていくことになります。
しかし、婚礼の披露宴の受注を競い合っているのは、同業のホテルだけではありません。
たとえば、ブライダルホール、レストラン、ホームウエディング業者等は、結婚披露宴と言う限られた市場の中でホテルと共に消費者の財布を奪い合っている者同士ということができます。婚礼を挙げようとする人にとって、ホテルの代替品として郊外のブライダルホール、レストランウエディングやハウスウエディングが選択対象になりますから、シティホテルにとってこれらの施設が競合相手となります。王道で言えばシンプルに「ホテルの強み」を打ち出していくべきでしょう。「宿泊」や「パウダールーム」や「ラウンジ」といった機能的価値と「ホテルホスピタリティ」といった情緒的価値を徹底的に打ち出すのが王道中の王道です。
また、富裕層に、「Honeymoon」先の宿泊ホテルとして利用されたホテルにも大きなチャンスがあります。
その宿泊客が富裕層であり、かつ「Honeymoon」のお客様だとわかったら、「挙式体験ギフト」をプレゼントするなどの方策が考えられます。女性にとっては結婚式は何度でもしたいもの。そこで、「うちのホテルだったらこんな挙式になりますよ。」ということを
体験していただき、「あ~こっちのほうもよかったぁ~」となっていただけたら、しめたものです。
その富裕層の女性は地元に戻り、友人や両親等に「Honeymoon先のホテルがどれほど素晴らしかったか」を伝えてくれるはずです。それにより、富裕層の方々にさらに知ってもらえるチャンスにつながるわけです。
では、どのように富裕層に選んでもらえれば良いのでしょうか?
富裕層マーケティング、富裕層ビジネスを多角的に展開するルート・アンド・パートナーズでは、富裕層ホテル総合研究所の他にも下記のような様々な商品をホテル業者様向けにご提供しております。
また、ホテルのWeddingやHoneymoonはご存知の通りホテルの個人向けLux MICE(Luxury MICE:富裕層団体MICEの総称)の中心商品になります。ここを本格的に開拓していきたいホテル様に合わせて、先着で5ホテル限定の「LUX MICEコンサルティング」という商品もご用意しております。富裕層ホテル総合研究所限定の商品です。