写真:©西武ホールディングス/ 三養荘
西武ホールディングス(HD)傘下のプリンスホテルは、長野県軽井沢町で開業する会員制ホテル「プリンス・バケーション・クラブ」を報道向けに公開した。
「軽井沢浅間プリンスホテル」の部屋48室を会員向けに改装したほか、戸建ての「ヴィラ」タイプ(15棟)や温泉施設を新設した。別荘感覚で使える施設として、富裕層向けにPRする。
「プリンス・バケーション・クラブ」は、お客さまそれぞれのライフスタイルや趣味嗜好に合わせて、ヴィラタイプの「プリンス バケーション クラブ ヴィラ軽井沢浅間」・ホテルタイプの「プリンス バケーション クラブ 軽井沢浅間」・旅館の「プリンス バケーション クラブ 三養荘」から選べるプリンスホテル初の会員制リゾートホテルだ。プリンスホテルの上質なホスピタリティと厳選されたロケーションで特別な時間を過ごすことができる。
「プリンス バケーション クラブ 三養荘」は、旧三菱財閥の創始者岩崎弥太郎氏の長男久彌氏の別邸として建設され、敷地面積は圧巻の約4万2000坪。四季の移ろいが美しいおよそ三千坪の庭園はまさに桃源郷だ。
会員制ホテル事業は同社で初の試みだ。会員権の販売口数はヴィラタイプが180口(1口1338万円)、ホテルタイプが576口(預託金含めて1口393万円)。年会費や1回ごとの利用料も必要となるが、少人数オーナー制で予約を取りやすい工夫をしている。プリンスホテルは2021年までに「軽井沢プリンスホテル ウエスト」を大規模改装し、国際会議の誘致を強化し軽井沢での国際的なコンベンションやイベントの会場として発展させたい狙いがある。会員制ホテル新設やウエストの改装費用も含め、西部HDでは2012~21年の軽井沢への投資総額は125億円にのぼるという。