写真:©The Plaza Hotel in New York City. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
米国・ニューヨークの老舗ホテル、プラザホテルの所有者が変わろうとしている。
プラザホテルの現所有者はインドの複合企業サハラ・インディア・パリワールのほか、サウジアラビアのアルワリード王子率いる投資会社キングダム・ホールディング、不動産投資サービスの米アシュケナージ・ アクイジションなどだが、サハラは会長を務めるスブラタ・ロイ氏がインド政府から多額の資金を投資家に返還するよう命じられたことなどから、持ち分売却を目指していた。
買い手はカタールの国有企業でドバイに本拠を置くファミリーオフィス、ホワイト・シティー・ベンチャーズの創業者シャハール・カーン氏とニューヨークの不動産会社ハキム・オーガニゼーションのカムラン・ハキム氏。両氏はセントラルパークの南東の角に位置するプラザホテルを6億ドル(約660億円)で取得することで合意した。
カーン氏は「この段階に至るのに3年半かかった。取引の完了が待ちきれない」と語り同氏は買収を認めたものの、それ以上の発言は控えた。プラザホテルの運営は同社傘下のフェアモント・ホテルズ・アンド・リゾーツが引き続き行うという。
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