写真:©帝国ホテル大阪
東京・大阪の二大都市ではホテルの客室単価が上がっている。
一因として、経済成長で高級ホテルに泊まる富裕層の来日が増えているだけでなく、ビジネスホテルも訪日客を呼び込んで単価を引き上げているという。
東京・大阪の客室単価の上昇は6四半期ぶりの大きさで、稼働率も軒並み改善している。パレスホテル東京は平均客室単価が約5万7千円と開業以来2番目の高水準となり海外の個人旅行客を取り込んだ。帝国ホテル大阪も客室単価が単月で過去最高となり、海外団体客に加え国内旅行も伸びた結果だ。三菱地所系のロイヤルパークホテルズも一部の施設を除き客室単価は伸びている。
客室単価は14~15年に訪日客の急増で大きく上昇した。近年はスイートルームに泊まるような富裕層の増加が著しい。大阪は一時、訪日客数の伸びを上回る勢いで客室が増えたが、高級ホテルは供給が少なく、単価を上げやすい環境が整う。現に2020年の東京オリンピックパラリンピックに向けて、日本国内には続々と海外で5つ星を獲得しているような世界的なホテルチェーンの進出が相次いでいる。
参照:日本経済新聞
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