写真(c)プレスリリースより
フランスのパリを拠点に、世界各国に4,800施設以上のホテル、リゾート、レジデンスなどを展開するアコーグループが、2019年4月26日に「京都悠洛ホテル M ギャラリー」を開業する。「M ギャラリー」はアコーグループの富裕層向けホテルブランドのひとつで、日本では今回が初の開業となる。同ブランド最大の特徴は、「Inspired by her」をキーワードに、徹底的に女性旅行客目線でのホスピタリティを展開している点だ。
アコーグループは、京都での開業を決めた理由に以下の点を挙げている。
- 伝統と歴史ある京都の新たな文化や情報を取り込み、さらなる発展を遂げるために重要な役割を果たしてきた土地である。
- 世界各国の富裕層から人気が高い観光地である。
- 独自の文化を残しつつ、日本文化と西洋文化のハイブリッドを成し得た土地である。
「京都悠洛ホテル M ギャラリー」は伝統的な和の要素を取り入れた客室が全144室。「クラシックルーム」「スーペリアルーム」「デラックスルーム」「京スイート」の4つが用意されている。このほか、レストラン、バー、フィットネスジムがある。
外国人富裕層旅行客を呼び込もうと考える自治体が増えてきている一方で、富裕層向けホテルの有無や数の少なさを課題と感じている自治体も少なくない。富裕層向けのホテルを誘致することは簡単ではないが、そのようなホテルがないと外国人富裕層旅行客を呼び込むことはできないと考えてしまうのは早計だろう。
ひとつの考え方として、たとえばのように世界的によく知られている「アルプス山脈」を中心に周辺の都市などが広域連携し、海外富裕層の呼び込みに成功している「Best of the Alps」という事例があるが、このような考え方を参考に、周辺の自治体などと広域連携して外国人富裕層を呼び込むという戦略も大いに考えられる。
逆にこのような取り組みで外国人富裕層が多く訪れるようになれば、自然とその地域に開業したいというラグジュアリーホテルグループも出てくるだろう。
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