写真:©e’H2O
スイスホテル南海大阪(大阪市中央区)は、ホテル内の茶室や日本料理店の個室を全面改装し、日本らしさを特徴としたスパをオープンさせた。
関西圏でエステサロンを営むエイチ・ツー・オー(大阪市西区)と組み、同社の上級ブランドとして展開。従来は日本料理店の個室だったスペースを改修し、茶器などを展示しつつ、掛け軸や坪庭などの内装で日本情緒を感じられるスペースでマッサージなどを受けられるほか、その場でたてた抹茶を振る舞う予定で、和の雰囲気を前面に打ち出し、50代以上の女性や宿泊の8割を占める富裕層インバウンドにアピールする狙い。メニューは「華美コース」(100分2万9000円~)
神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)は、高価格帯客室を利用する宿泊客専用のスパラウンジを開設し、館内の温泉を楽しんだ後にくつろげるスペースで、血圧や血管年齢などを測れる機器も備え、健康を意識するビジネスエグゼクティブ(管理職層)や女性客へ向けたサービスの質を高めている。
世界的な健康志向の高まりから、高級ホテルでも施設やサービスを充実させて国内外の富裕層を取り込む動きはますます活発になりそうだ。
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