訪日外国人富裕層観光客の増加にともない、京都では彼らをメインターゲットとしたラグジュアリーホテルの建設が相次いでいる。2014年にザ・リッツ・カールトン京都、2016年にフォーシーズンズホテル京都がすでに開業しているが、2019年11月には世界各地でラグジュアリーリゾートホテルを運営するアマンが金閣寺の近くに開業、2020年には高級旅館のふふが南禅寺近くに竣工する予定だ。
自治体の中には、京都のようにラグジュアリーホテルを誘致するのはなかなか難しいという自治体もあるだろう。しかし、必ずしもラグジュアリーホテルがないから外国人富裕層が訪れないということではない。たとえば、広域連携という視点から、近隣の自治体と協力して、近隣の観光地に宿泊する外国人富裕層を自分たちの地域に呼び込む(あるいはうまく周遊してもらう)ということは検討に値する考え方のひとつだろう。
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